·
知る人ぞ知る、黒川能の里 王祗会館。
庄内の能楽の歴史は、なかなか長いようです。酒井家入部400年のイベントをきっかけに、庄内能楽館の存在をお知りになった方も多いかもしれませんが、鶴岡市には、黒川能という地元の能楽が受け継がれています。
木材がふんだんに利用されていて、いかにも良い香りがしそうな建物ではありませんか?
能楽は、木材抜きに語れません。能舞台と言えば、檜舞台ですね。舞台を汗で痛めないために、必ず足袋を履いて上がります。
精緻に組まれて、それだけで美しい形状。
毎年欠かさず、持ち回りで実施されてきた黒川能の伝統文化。ダイジェストで見られます。
これほどの大イベントが、毎年繰り返されてきたとは、にわかには信じ難い程です。
櫛引東小学校の児童の皆さんによる、講習会参加の感想等々。
真剣に取り組まれていること、そして、地元文化を誇りに思う気持ちが伝わってきます。きっと次世代もここから育って行くのでしょうね。
能の面は「おもて」と呼ばれます。
黒川能の面だけで、これほどの数!それぞれに名称があり、役割が定まっています。
基本的に、能の主人公(シテ)は面をつけて舞台に上がります。黒川能に伝わる演目も、この面の数以上にあるということかと思います。
併設のお店には、能楽にまつわるグッズがたくさん!
松山能の文字も見えますね。見るだけでも楽しいです。
受付では、お抹茶をいただける心にくいサービスも(有料)。
館内には、広々としたお稽古場(?)もあるようです。
ドライブがてら、是非一度訪れてみていただきたい庄内のスポットです。
公益財団法人黒川能保存会公式ページはこちら