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酒井家庄内入部400年記念宝生流能楽公演​-祝賀能-

庄内能楽館がお届けする最高峰の能楽の催し

· 鑑賞会

庄内藩に酒井家が入部してから400年の節目の年となる2022年。

この度、酒井家庄内入部400年の節目を華やかに彩る、酒井家ゆかりの宝生流の能楽公演を開催する運びとなりました。

公演には、文字通り当代を代表する顔ぶれをお招きいたします。

宝生流20代宗家の宝生和英師、人間国宝である狂言方和泉流の野村万作師、同じく人間国宝である小鼓方大倉流宗家の大倉源次郎師、さらには、狂言方和泉流 野村萬斎師、大鼓方葛野流宗家 亀井広忠師、太鼓方金春流宗家 金春惣右衛門師と、能楽界を代表する方々が勢揃いとなります。

2019年4月24日に開催しました庄内能楽館40周年記念特別公演以来の大きな催しとなります。当祝賀能を開催できることに、一同大変な喜びを覚えているとともに、コロナ禍での安全対策も徹底してまいることをお約束いたします。

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【祝賀能公演】2022年6月14日(火) 18:30開演(開場 17:45)

【場所】

荘銀タクト鶴岡 大ホール

 

公演内容】

酒井家庄内入部四百年記念祝賀能

シンポジウム

石原 純一  酒井忠久  宝生和英  大倉源次郎  野村萬斎

連吟 鶴亀 

 地元出演者 

舞囃子 高砂

大坪喜美雄

笛 成田寛人 小鼓 清水和音 大鼓 原岡 一之   太鼓 金春惣右衛門  

地謡 水上優 髙橋憲正 藪克徳 佐野玄宜 木谷哲也

狂言 末広かり

果報者 野村万作

太郎冠者 野村裕基

すっぱ 野村萬斎

後見 中村 修一

能 石橋 連獅子

子獅子 宝生 和英

親獅子 武田 孝史

童子 小倉健太郎

寂昭 森常好

笛 藤田貴寬 小鼓 大倉源次郎 大鼓 亀井広忠 太鼓 金春惣右衛門  

後見 大坪喜美雄 水上優

地謡 辰巳満次郎 和久荘太郎 小倉伸二郎 髙橋 憲正

   當山淳司 川瀬隆士 辰巳和磨 田崎甫

 

佐野玄宜 藪克徳 辰巳大二郎 木谷 哲也

 

 

 

【チケット】

鶴岡市民先行予約

エントリー期間: 3月1日 10:00〜11日 19:00

-お一人様4枚まで購入可

-座席指定不可

-申込多数の場合は抽せんの上、当落結果はメールにて通知。

-インターネット環境が無い方は要問合せ。

-チケット引換えについては別途通知

 

一般発売

4月2日10:00〜 (先着順)

 

購入方法

(1)庄内能楽館(座席指定可。現金決済)

 - 購入確定から2週間以内に荘銀タクト鶴岡へお支払(現金決済)

 - 希望者には代金引換で郵送(手数料600円はお客様負担)

(3)荘銀タクト鶴岡窓口(座席指定可)

(4)チケットぴあ(座席指定可。クレジットカード可)

 

 

チケット料金(全席指定・税込)

一般

SS席  12,000円 / S席  10,000円/ A席  8,000円 / B席  5,000円

C席  3,000円(舞台が見えにくい)

 

学生

A席  4,000円 / B席  2,500円

C席  1,500円(舞台が見えにくい)

- 学生席は25歳以下、要学生証

- 未就学児入場不可。託児サービスあり

 (先着順。有料。チケット購入確定後に申込み。申込みは公演の2週間前まで)

- 車椅子席は荘銀タクト鶴岡でのみ販売

- 当日券は各500円増し

 

 

【ワークショップ開催】

2022年(令和4年)6月15日(水)

鶴岡市内の小学生および一般市民を対象とした能楽のワークショップ、鑑賞能を実施します。

詳細はこちらから

 

【法人・企業様向け協賛広告のお願い】

当館および本祝賀能の趣旨にご賛同いただける法人・企業様におかれましては、協賛広告のご協力をお願いしております。

詳細はこちらからご確認ください。

趣意書、広告申込フォームをご用意しております。

 

 

【お問い合わせ】

庄内能楽館

■電話: 0234-33-4568(平日10:00-17:00)

 

【感染対策等】

当館ではコロナウィルス 感染予防として、館内でのアルコール消毒、十分な換気、客席の間隔を開けるなどの感染症対策を取っています。舞台と客席の十分な距離を取り、安心してご鑑賞できるように努めております。

お客様には、マスクの着用、入館時の検温、手指の消毒、連絡先への記帳をお願いいたします。

 

【演目紹介】

能 翁(おきな)

「翁」は能にして能にあらずといわれ、一種は神事として極めて厳粛且つ儀式性の濃い祝禱の舞として古くから重んじられてきました。

千歳・翁・三番叟の三人の役者が、順次歌舞を勤めますが、三者の間に戯曲的な構成はなく天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を祈願してめでたい舞を舞い、延年を祝福します。

 

狂言 末広かり (すえひろがり)

果報者が来客に末広かり(扇)を贈ろうと、太郎冠者に命じて都へ買いに行かせる。ところが末広かりが何のことか知らない太郎冠者。声を掛けてきた男の巧みな言葉に、古傘を末広かりと信じ込んでしまう。

 大喜びで古傘を買い求めた太郎冠者は早速屋敷に持ち帰ると、果報者に見せるのだが…。

 

能 石橋 (しゃっきょう)

大江定基は出家して寂昭法師と号し、唐に渡って仏寺や霊地を巡礼した後、 清涼山の石橋のほとりにやって来ます。そこへ一人の童子が現れ、法師が渡ろうとするとそれを止めます。

そして、向かいは文殊菩薩の浄土であるから、ここで待てばやがて菩薩如来が現れるであろうと言って立ち去ります。

法師が待っていると、菩薩の使者である獅子が石橋の上に出現し、牡丹の花に戯れつつ雄壮な獅子舞を舞い、千秋万歳を祝います。

「連獅子」の小書がつくと赤頭の獅子の他に、白頭の親獅子が登場し、親子の獅子で舞い狂います。

 

狂言 附子(ぶす)

主人が太郎冠者と次郎冠者に留守番を言いつけ、桶の中に附子という猛毒が入っているので決して近づかないように、と言い残し出かける。 附子が気になって仕方がない二人は、こわごわ様子を探ると、中身の正体は実は砂糖! 二人は夢中になって全部食べてしまう。言い訳の方法を考えた二人は…。

 

能 土蜘(つちぐも)

源頼光は、近頃原因不明の熱病に罹って、病床に過ごし、侍女の小蝶が典薬の頭の調じた高貴薬をすすめても、いまは死を待つのみだと嘆きます。

夜も更けすぎるころ、姿は蜘蛛に似た僧形の者が頼光の枕許に近づくので頼光は名刀膝丸を抜き放ってニ、三太刀浴びせかけると、化生の者は糸を繰りかけて退散します。

異変を聞きつけた家来の独武者(ひとりむしゃ)は、夥しく流れている血の跡をたどって、大和の葛城山中の岩間の陰にある土蜘の古塚をつきとめ、見事に土蜘の精霊を退散し、凱歌をあげて都へ引き上げます。